●映画「髑髏城の七人」を見てきました。
このシリーズの話は、前も書いたことがあると思うのですが、舞台劇を映画にしたもので、劇としては今まで5~6回、(役者さんや脚本演出なんかを、ちょこちょこ変えて)上演されているものです。
私はこれまでに、アオドクロというバージョンと、97年に上演されたもののDVDを見たことがありました。
で、今回見たのは最新バージョンです。
物語は、織田信長が死んで数年後、関東に突如「髑髏城」という城があらわれて、織田信長の御霊・天魔王を名乗る男が、勢力を固めはじめるところから始まります。
天魔王が始めた戦いに巻き込まれた人々や、自ら飛び込んでいく男たちの、群像劇なのです。
●いろいろ書きたいことはあるのですが、今回は、天魔王がもう、今までと全然違いました!
アオと97の天魔王は、優雅で、超かっこいいんですけど、私はずーっと、ただ「うわー天魔王ひでー、こえー」って思ってるだけだったんです。
でも、今回の天魔王は、ちょっと小物っぽさが漂っている分、なのかわかりませんが、「こんな天魔王も、信長公に憧れてやまぬ時代があったんだな・・・」「むしろ、憧れるあまりこんなことに!」「いやいや将監にそそのかされたんじゃないの」という感じで、彼の事情にも思いを馳せることができて大変よかったです。
あ、今までも、特に好きだった蘭兵衛さんは、またもや素晴らしいかっこよさでございました。
髑髏城の前で兵を相手に立ち回りをやらかすシーンは、動きも流れるように美しいし、決め台詞もかっこいいし、切ないながらも、うっとりしてました。
最後も、今までとは違うシーンが入っていてドキドキしました。
お値段お高めなのと、三時間以上の拘束を受けるので、二度目はたいへん厳しいのですが、んー、もう一回見たい!(アカドクロも見たい!)
このシリーズの話は、前も書いたことがあると思うのですが、舞台劇を映画にしたもので、劇としては今まで5~6回、(役者さんや脚本演出なんかを、ちょこちょこ変えて)上演されているものです。
私はこれまでに、アオドクロというバージョンと、97年に上演されたもののDVDを見たことがありました。
で、今回見たのは最新バージョンです。
物語は、織田信長が死んで数年後、関東に突如「髑髏城」という城があらわれて、織田信長の御霊・天魔王を名乗る男が、勢力を固めはじめるところから始まります。
天魔王が始めた戦いに巻き込まれた人々や、自ら飛び込んでいく男たちの、群像劇なのです。
●いろいろ書きたいことはあるのですが、今回は、天魔王がもう、今までと全然違いました!
アオと97の天魔王は、優雅で、超かっこいいんですけど、私はずーっと、ただ「うわー天魔王ひでー、こえー」って思ってるだけだったんです。
でも、今回の天魔王は、ちょっと小物っぽさが漂っている分、なのかわかりませんが、「こんな天魔王も、信長公に憧れてやまぬ時代があったんだな・・・」「むしろ、憧れるあまりこんなことに!」「いやいや将監にそそのかされたんじゃないの」という感じで、彼の事情にも思いを馳せることができて大変よかったです。
あ、今までも、特に好きだった蘭兵衛さんは、またもや素晴らしいかっこよさでございました。
髑髏城の前で兵を相手に立ち回りをやらかすシーンは、動きも流れるように美しいし、決め台詞もかっこいいし、切ないながらも、うっとりしてました。
最後も、今までとは違うシーンが入っていてドキドキしました。
お値段お高めなのと、三時間以上の拘束を受けるので、二度目はたいへん厳しいのですが、んー、もう一回見たい!(アカドクロも見たい!)
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●このあいだ蒼井優さんの主演の「たまたま」という映画を見ました(DVD)。
蒼井さん演じる女の子が、アイルランドで不思議な旅を経験する映画…と、最後ぎりぎりまでそう思い込んで、蒼井さんがあちこちで「これ(蒼井さん)は俺のじゃないな」と言われたり、虫眼鏡で調べられたりするのを不思議に思っていたのですが、実は蒼井さんが演じているのは女の子ではないのでした。
心があたたかくなるだけではなく、「蒼井さんの役は、普通の女の子ではなかった!」とわかる瞬間が、ものすごく気持ちがよいです。
●昨日は久々に「新選組の哲学」(福田定良)の「斎藤一の訓話」を読んで、いろんな斎藤像があるんだなーとにやにやしていました。斎藤にも、何も持っていない男の強味のようなものがある、というシメが大好きでした。
私は、自分なりの斎藤一像も持っていますが、江戸の感覚も分からぬ現代っ子の、机に向かって本ばっか読んでいる女が考えたものなので、実はまったくわかってないんだろうなあというのが少し寂しいです。完全に理解するのはたぶん同時代人でも不可能なんだろうけど、もうちょっと近づいてみたかったな、と思います。
蒼井さん演じる女の子が、アイルランドで不思議な旅を経験する映画…と、最後ぎりぎりまでそう思い込んで、蒼井さんがあちこちで「これ(蒼井さん)は俺のじゃないな」と言われたり、虫眼鏡で調べられたりするのを不思議に思っていたのですが、実は蒼井さんが演じているのは女の子ではないのでした。
心があたたかくなるだけではなく、「蒼井さんの役は、普通の女の子ではなかった!」とわかる瞬間が、ものすごく気持ちがよいです。
●昨日は久々に「新選組の哲学」(福田定良)の「斎藤一の訓話」を読んで、いろんな斎藤像があるんだなーとにやにやしていました。斎藤にも、何も持っていない男の強味のようなものがある、というシメが大好きでした。
私は、自分なりの斎藤一像も持っていますが、江戸の感覚も分からぬ現代っ子の、机に向かって本ばっか読んでいる女が考えたものなので、実はまったくわかってないんだろうなあというのが少し寂しいです。完全に理解するのはたぶん同時代人でも不可能なんだろうけど、もうちょっと近づいてみたかったな、と思います。
アランの出ている「スノーケーキ」をKさんからいただいていたのですが、
今日やっと見終わることができました。
人を殺して出所してきたばかりのアレックス(アラン)が、ヒッチハイカーの
ヴィヴィアンを車に乗せて物語はスタートするのですが、ロードムービー
かな?と思いきや、開始すぐに交通事故が起きてヴィヴィアンが死んで
しまったときには仰天しました。
(死ぬ前のヴィヴィアンの、エネルギーに満ち溢れた笑顔が浮かんでくる、
と言ったアレックスの気持ちが分かります。)
アレックスがヴィヴィアンの母リンダのもとへいくと、彼女は自閉症で、
ヴィヴィアンがいなくてはとても暮らせないことが分かり、アレックスは
葬式までリンダと暮らすことになるというお話です。
リンダはすごくこだわりが強くて、「床にはシミをつけない」とか、「キッチン
には誰も入らせない」とかいうルールを持っているので、アレックスが
必要に迫られてそれをこっそり破ったり、リンダがそれを知ったりすると
私はものすごっくハラハラさせられて、なにげない日常のはずなのに、
どーしてこんなことになるんだろうと思わされたり、リンダの言動にぎょっ
としたり……
でも、リンダはすごい魅力のある人でもあって、特にリンダが自分で
作った言葉を説明しているシーンでは、胸がいっぱいになりました。
ヴィヴィアンのお葬式、そのあとのリンダが踊っているシーン、アレックス
が出ていくシーンなど……は、大好きでした。大好きって言うと
語弊があるかもしれないけど、ボキャブラリが少ないせいか、うまく言え
ないです。
ここから先は、勝手にポッタを思い出して書くので、作品の感想に
別の作品を持ち出されると不快だという方は、読まないでください。