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●河合隼雄「ケルトを巡る旅」を読み終わりました。
これは本屋さんでやっていた、「秘密の文庫フェア」(カバーがかかった文庫本を、値段とPOPだけ手かがりに購入するというもの)で、「ちょっとケルトを見てみませんか?」というPOPが目につき、「見る見る」と購入したものです。
おおまかに言うと、イギリスやアイルランドで、現代にケルト文化を復活させようとしている人々、ケルト的に生きる人々に出会った著者が、その旅の間に聞いた話や考えたことなどを書いてあります。
河合隼雄さんは心理学のほうの人だから、そういう話も多く出ました。
ケルトの物語集的なものを想像していた私は、ちょっとあてが外れましたが、現代ケルトの精神は感じられたし、なぜ今になってケルトが?というところも面白かったです。

●もう一冊。「忍びの国」もぜんぶ読みました。前、ちらっと書いた伊賀忍者VS織田軍団の話です。
最後の方は一気に読んだ上に、ナンダッテーということの連続だったので、感想を書くのが若干おっくうになって、のびのびにしていました・・・。
でも、感想といっても、あまり深くは考えないでずんずん読みました。すばらしい娯楽だったなーと思います。戦闘シーンは息をつかせぬ面白さだし、そこに至るまでの忍者たちの駆け引きもスリル満点だし。味方のみならず敵方もかっこいい。かっこいいシーンとコミカルなシーンのギャップも楽しく、きっちり感動もさせてくる。
また読みたいものです。
キャラクターでは、一番中心にいた無門がやっぱり素敵でした。忍術では無敵なのにねえ・・・と思わされるところもまた、よい。
一番かっこよかったのは敵の勇将日置大膳。かわいかったのはやはり敵方で大将の織田信雄でした。

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●和田竜「忍びの国」を読んでいます。
「無門」と呼ばれる伊賀一の忍びが、戦闘シーンではめちゃくちゃかっこいいんですが、オンオフの切り替わりが激しいというか、家に帰ると奥さん(美人)に全く頭が上がらないという、おもしろい男です。
せっかくかっこよく仕事を終えて、堂々と歩いているのに、家に近づくとだんだん顎が下がり、背中が丸くなり、とぼとぼと帰っていくというほど、お嫁さんが怖いそうです。かわいいな~。

●あと、「伊賀者はどうこう」と伊賀の忍びの習性とか心得とかがいろいろ書き記してあって、トットリを重ねて考えると非常に萌えます。
特に、「誰を犠牲にしてでも自分の命だけは大事にする」のが常識であり、情が生まれると忍びの術は衰える危険がある、というくだりを読むと、トットリはパプワ島で変化してなくてもミヤギに入れ込んだ時点で(少なくとも伊賀の忍び的には)忍者失格だったんじゃないんかと思われてきて非常に悶えました。
そんな心得ちがいを犯して、自分の技を落としてでも入れ込まざるをえないような何かが、ミヤギにあったんだろうな~と思うと、さらにじたばたと踊りたくなります。ダメ忍者トットリ…いとしい。

●話が戻りますが、「無門」っていうのは本名じゃないんだそうです。「彼の前に門など無いも同然」という意味の通り名です。里で本名を名乗っても誰にも通じないんだって。おもしろいよね~。トットリは…どうなのかね~。

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●杉浦日向子「大江戸観光」を読みました。ざっくばらんな感想を言うと、江戸時代って、いろんなことがあったんだなあ…と思います。
そんなに昔の話ではないのに、異国のように今とは違う江戸時代、私ゃ少し寂しいですよ。
「お江戸珍奇」の章は、狐が女の姿に化けて女の恋人と心中しようとした話とか、昔は男色も(というか性的なこと全体が)べつに道徳的にいけないものではなかったとか、両手両足切断されても舞台に出つづけた役者さんのこと、江戸時代の不良のファッションについてなどなど…江戸時代のおもしろいところをあっちこっちつまみぐいさせてもらう感じでした。ごちそうさまでした。

●で、次は大好きな幕末に集中砲火ということで、篠田鉱造「増補幕末百話」を買ってまいりました。これは古老100人に幕末期の記憶を語ってもらってまとめたという本です。
前、図書室から借りて途中まで読んで、返却期限かなにかでギブアップしたものですが、今回はすでに私物化しているので、その点安心です。思うぞんぶん楽しもうと思います。

●Beedle the Bardは、Warlock's Hairly Heartで一回止まってしまいました。言い訳ですが、未知の単語が多すぎて…
今まで読んだところでは、幸運の泉のオチが大好きでした。「だれひとり泉に魔法の力などないんじゃないかとは、疑ってもみなかったとさ(意訳)」、って気持ちがよすぎます。これだからローリングさんは…。
ワーロックの話は、一応最後まで辞書なしで読んだのですが、悲しい結末ですね。しかし、なんでそんな結末になったのかが、よくわかっていません。こんなことじゃいかんので、今夜は辞書を片手に読もうと思います。

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●今日は、前に買った、藤原正彦・小川洋子著、「世にも美しい数学入門」を読んでいました。

●初めのほうに、数学者と恋愛の話があり、ハミルトンという数学者が失恋した相手の女性を、20年以上たっても思いつづけたとか(彼は、26年後に、廃屋になった彼女の家を訪れたとき、その床に接吻したんだそうです。ストーカーチックでもありますがとても美しいなあと思います)、強い情熱を感じる話がでました。
そして、そういう強い執着というか集中というか、それを続けていくのは、数学を考えることと同じなんですよ。と…
読みながらスネイプを思い出していました。

●他にも感動的な話がたくさんあり、私にも数学的センスがあったら、この式やあの定理の美しさがわかったのかなあ…と無念な気がしました。それでも、数学にまつわる人々の物語の感動的なことはよくわかりました。

●もう一つ衝撃を受けたのは、「役に立たないものがいい」という感覚でした。
数学者的には、すぐには役に立たないものが、学問なんだそうです。まわりまわって何かの役に立つこともあるけども、役に立つことをまず考えて学問するわけではない、らしい。
しかも「まわりまわって」の間に百年や千年くらいは普通にすぎるもののようです。気長すぎるぜ数学!
しかし「美しい法則」ほどのちのち必ず役に立つのだそうです。なんかかっこいいぞ数学!

●フェルマーの最終定理とか放浪の天才数学者エルデシュも読んでみたいです。これは小川洋子さんの博士の愛した数式を読んだあとにも言っていた気がする…

●Gぐん
ggun2.JPG








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●幕末史を読了しました。
一番思ったのは、幕末では、天皇はまだまだ一般には敬われてなんかいなかったんだナーと。
表向きは「尊皇」とか言っていた薩摩・長州だって、腹の底ではあまり天皇を大切にしていたとは思われない。
逆に賊軍の烙印を押された徳川慶喜公、彼なんか本当の尊皇の人じゃないかしらと思うのです。
それから、幕末で出てきた問題点や対処法って、今の世の中にもいえることなのかも?と。
ほんとに歴史ってくり返すんだな~と思います。

●手帳にネタメモがだんだん増えてきて、ネタの取捨選択を迫られています。
私はちょこっとすぐ描けてすぐ出せるものが好きなので、ついそちらへ流れちゃうのですが、今は根気を入れてぐぐっと描きたいものもあります。
長いこと作品を一人の秘密でやっていくのもきついし、かといって一人でじっくりやりたいものはその方がいいし、ちょこちょことじっくりと、両方のバランスを取りながらいきたいです。

●拍手お返事・かみむら様>
どうもこちらでは初めまして~!カポエラ教室は、たしかに、きれいに決まるともっと楽しいんだろうなあ。新しい(?)スネイプ気に入ってもらえて嬉しいです!どうもありがとうございました~!

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本とマンガ(特にハリー・ポッターシリーズと、南国少年パプワくんなど)が好きな管理人のブログです。数年前に精神をわずらい、治療をつづけています。
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