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前の記事では、さらっと流しちゃったのですが、スネイプ先生へのプレゼントは悩みに悩んで決めました。

最初は子供に贈るようなものをあげたかったのです。お菓子とか、ぬいぐるみ、絵本など。
先生の子供時代にはそういうものは少なかったんじゃないかと思ったからです。

しかし、お菓子では去年と同じになるので、おもしろくなくて真っ先にやめました。
ぬいぐるみはいくつか見ましたが、踏ん切りがつくほどいいものはありませんでした。
絵本はいいと思ったんですが、先生の好きそうな本がわからなかったし、そもそも、日本語では読めないだろ!という問題もあります。
(後日、セブルス少年なら喜んでくれたかもしれない小人の図鑑を見つけましたが、そのときにはプレゼントは決まっていました)

そのとき矢野絢子の「夕闇」という歌を思い出したんです。
四国でピアノの弾き語りをされている矢野さんのアルバム、「ナイルの一滴」に入っているこの曲は、私がスネイプ先生を思うときの気持ちを完璧に代弁しています。
お誕生会でお話したときは慌てていて、悲しいところの歌詞を引用してしまったのですが、別のところを紹介させてください。

「私が今日まで生きて
あなたと共に生きて 何を見て
どんなにきれいな夢を知ったか
あなたに伝えたいよ
なんて言えばいいんだろう
離れても
離れても
きっと 消えない」

先生を好きになった小六のときから、いやもっと前、ハリーといっしょに先生を怖がっていたときから、私は、先生といっしょに生きてきたと思います。
先生といっしょだったから、怖い思いもしたし、悲しい目にも遭ったけど、先生は、人間はあんなにも強く深く誰かを愛せることを、そのためならあんなにも勇敢になれることを、私にしめしてくれました。
そして、私をたくさんの人と巡り会わせ、英語と絵の勉強にいそしませてもくれました。
先生が私にしてくれたことは際限がありません。

私は今、もう嘆き悲しむことはないし、先生からは少し離れて、新しい生活を送っているけれど、どんなに先生からかけはなれたように見えても、私が先生を忘れたように見えても、私の心の中には、先生がいます。
大切なことを教えてくれた先生、素晴らしいものをくれた先生、厳しくて、勇敢で、情熱にあふれ、嫌味で、不運で、気難しいのにかわいい先生、いつまでも大好きです。

そういうことを、それ以上のことをみんな詰めた歌です。これしかないと思いました。

曲を書き込んで、ジャケットを描き、つたない英語で翻訳した歌詞を添えられたCDは、お誕生会でスネイプ先生に届けました。
メッセージ、届きますように。

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本とマンガ(特にハリー・ポッターシリーズと、南国少年パプワくんなど)が好きな管理人のブログです。数年前に精神をわずらい、治療をつづけています。
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